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ノーザンテリトリーが提供する自然、アドベンチャー、文化的体験は、誰もが楽しめます。この5日間のバリアフリー旅行日程では、レッドセンターのバリアフリー旅行体験と、宿泊施設のオプションをご紹介します。

この旅行日程は、Justine Petrick氏の協力を得て作成しました。同氏は、車椅子を必要とする身内の介護経験者で、NDISと高齢者介護制度に関する豊富な知識をお持ちです。

同氏は、アリススプリングスに20年近く住んでおり、その間、アライド・ヘルス(Allied Health)で働き、地元の障害者支援サービス団体に役員として貢献し、中央オーストラリアにある特別なニーズを持つ子供たちのための専門学校である、アカシア・ヒル・スクール(Acacia Hill School)の理事長を務めました。

レッドセンターのバリアフリー・ツアー

オーストラリアのレッドセンターでは、ユニークな体験ができます。

同氏は、余暇の時間を使って、アウトバック・サイクリング(Outback Cycling)を通じて、ウルルバイク・ライド(Uluru Bike Ride)も立ち上げ、アリススプリングステレグラフ・ステーション(Telegraph Station)も運営しています。

1日目:アリススプリングス

町の観光

アリススプリングスでは、公共交通機関のバスは低床式で、標準的な車椅子や軽量の移動補助器具が乗れるように、スロープが付いています。一部の大型車椅子やスクーターはご乗車いただけませんので、あらかじめご了承ください。

なお、台数に限りはありますが、車椅子やスクーターを持ち上げる設備を持つタクシー・バンもあります。タクシーのご予約の際には、下記から、お客様のニーズをオペレーターにお伝えください。

また、テリトリー周辺の多くのアトラクションでは、同伴者カード制度を通じて、同伴者の無料チケットを提供していることも知っておくと役立ちます。同伴者カードは、介助者なしではほとんどのコミュニティ・アクティビティに参加できない人に発行され、同伴者は、無料チケットを利用することができます。州外からお越しの方の同伴者カードも、多くのアトラクションや施設でご利用いただけます。事前にご確認ください。

ロイヤル・フライング・ドクターサービス(Royal Flying Doctor Service)博物館を訪ねる

アリスに到着したら、ロイヤル・フライング・ドクターサービス(Royal Flying Doctor Service)で、歴史に息吹を吹き込む技術のすばらしさを見て、体験し、学んでください。

対話式の展示を見て回れば、1928年に開拓者たちが築いた、象徴的なオーストラリアのアウトバックでのサービスについて詳しく知ることができます。敷地内には、当時のままのベランダで食事ができるカフェもあり、アリススプリングスが誇る素晴らしい青空を満喫できます。地元のコーヒーロースターがRFDSのために特別にブレンドしたコーヒーを飲みながら、リラックスしたひと時をお過ごしください。

アリススプリングス・スクール・オブ・ジ・エアー・ビジターセンター(Alice Springs School of the Air Visitor Centre)

アリススプリングス・スクール・オブ・ジ・エアーは、1951年に設立され、オーストラリアで最も遠隔地にある生徒たちに教育を提供する方法として、HFラジオを初めて導入しました。

今では多くの人になじみがあるかもしれませんが、同校は、2000年代初頭からオンラインで授業を実施しています。ビジターセンターは、アリススプリングスの中心から3.5kmのところにあります。このビジターセンターでは、オーストラリアのアウトバックで、子供たちの生活に欠かせないユニークな一面を紹介しています。

「世界最大の教室」の歴史を学ぶ機会をご利用ください。ここでは、映画や、私たちのユニークな歴史について、ガイド付きプレゼンテーションを体験できるほか、時間、距離、孤立といった困難にもかかわらず、遠隔地の生徒たちが学校の授業に参加できるようにする画期的な技術についても、学ぶことができます。

ご滞在:クラウンプラザ(アリススプリングス)

レッドセンターの拠点とするなら、アリススプリングスのクラウンプラザ(Crowne Plaza)をご予約ください。車椅子でご利用いただける車椅子用シャワー、手すり、ターンアラウンドスペースなど、さまざまなバリアフリー対応のお部屋をご用意しています。ホテル全館にわたって段差がなく、車椅子対応の客室の近くにはエレベーターがあり、バリアフリーの駐車スペースが15台分あります。

2日目:アリススプリングス

アリススプリングス・デザート・パーク(Alice Springs Desert Park)は、砂漠の息吹を感じる場所です。

私たちの砂漠は、何千もの物語を持つ生命に溢れ、探究心を掻き立てます。鮮やかに息づく文化の精神を体験し、活気に満ちた植物園を探索し、レッドセンターの楽しさと冒険心を象徴する、アウトバックの動物やキャラクターを間近に感じてください。

アリススプリングス・デザート・パーク(Alice Springs Desert Park)では、乾燥した川床から、生命に満ちた鬱蒼とした森林地帯まで、オーストラリアの砂漠や太古の地形の美しさと神秘に浸ることができます。夜行性動物のハウス(Nocturnal House)では、昼間でも夜を体験できるので、かつて砂漠にたくさん生息していた動物たちをご覧いただけます。地元のアボリジニ・ガイドによる毎日のプレゼンテーションで、古代の生きた文化からインスピレーションを受け、その精神を感じてください。クリスタルブルーの空を自由に飛び回る鳥たちの、エネルギーとアドレナリンに驚嘆してください。

無料の音声ツアーもあるので、ご自分のペースで公園を探策できます。

これらの施設は、マクドネル山脈への玄関口、アリススプリングスの中心から7kmのところにあります。ララピンタ・ドライブ(Larapinta Drive)にあるこのデザート・パーク(Desert Park)は、レッドセンターのすべてのビジターにとって「必見」の場所です。

園内は完全バリアフリーで、移動用スクーターの貸し出しもできます(要予約)。また、すべてのプレゼンテーションやアトラクションは、完全バリアフリーで、必要であれば、締め固めた遊歩道で使える無料の車椅子もあります。

アリススプリングス・レプタイル・パーク(Alice Springs Reptile Park)で、クールな生き物に出会いましょう。

100匹以上の爬虫類を飼育しており、車椅子のまま入場できるこのレプタイル・パークでは、自然環境を再現して、爬虫類を展示しています。

ヤモリの洞窟(Gecko Cave)に入ると、アリススプリングスやバークリー・テーブルランド、トップエンド周辺で見られる、この小さくて内気なトカゲのさまざまな種類を観察することができます。イリエワニのテリーを地下のガラス越しに眺めると、水中の世界を垣間見ることができ、写真撮影の絶好のチャンスです。ペレンティのような巨大なオオトカゲに加え、エリマキトカゲと、砂漠に生息するトゲトカゲを観察することができます。

ニシキヘビを触ったり、トカゲの餌付けを見学したりすることもできます。ナイリクタイパン、ブラウンスネーク、デスアダー、ムルガ(キングブラウン)など、世界で最も猛毒を持つヘビが、ガラスの向こうに安全に展示されています。

寒冷期(5月から8月)に訪れるなら、爬虫類が最も活発に活動する午前11時から午後3時の間が、お勧めの見学時間です。

スタンドリー・チャズム(Standley Chasm)

ウェスト・マクドネル山脈国立公園(West MacDonnell Ranges National Park)に囲まれたスタンドリー・チャズム(Standley Chasm)は、イウパタカ・ランド・トラスト(Iwupataka Land Trust)が所有する動植物保護区内にあります。

アングカーレ・アボリジナル・コーポレーション(Angkerle Aboriginal Corporation)は、何万年も前からこの地域に住んでいるアレンテ族アボリジニの直系子孫である、地元コミュニティのメンバーが所有し、運営する、ユニークなアボリジニ企業です。

チャズムには、立ち入りこそできないものの、ドラマチックな80メートルの切り立った岩肌は、整備されたトレイルに沿って、車椅子を使用する人が見学することができます。トレイルは、自然の川床に沿って1.2km続いており、途中には解説標識があります。

アングケル・アトワティ(Angkerle Atwatye)は、「水の隙間」(Gap of Water)と呼ばれる印象的な地層で、現在は、バリアフリーで、ブッシュ・タッカー・ツアーやアート・ワークショップ、語学クラスも開催されています。

アリススプリングスで人気のダイニング

一日の終わりには、クラウンプラザ(Crowne Plaza)内のタリ・レストラン(Tali Restaurant)で、美味しいお食事をどうぞ。このアラカルト・ダイニングでは、現代オーストラリアの料理に、アウトバックの風味をブレンドした料理をお楽しみいただけます。スペースは広くて動きやすく、多くのバリアフリー要件に適合しています。また、砂漠で重要な空調設備が整っており、快適な滞在を保証します!

3~4日目:アリススプリングスからウルル

アリススプリングスの探索を終えたら、舗装されたハイウェイを進み、オーストラリアの有名な象徴であるウルル(エアーズロック)に向かいます。ここは、NTのすべてのビジターが、必ず訪れなければならないところです。

わずか15分の距離にあるユララの町では、キャンピングから5つ星リゾートまで、さまざまな宿泊施設や多彩なダイニングオプションをお楽しみいただけます。

アウトバック・ツアー・サービスに飛び乗って、ウルルに移動する際は、専用車両に最大9名様までご乗車いただける、完全オーダーメイドのチャーターツアーのひとつになります。車椅子に乗ったままのお客様1名様と、座席に移乗できるお客様1名様に乗車していただけます。

お客様のニーズやご興味に合わせて、体験していただける内容をカスタマイズいたします。中には、車椅子でご利用いただける、以下のアクティビティをご用意しているものもあります。

オーストラリアの中心部の周遊に出発

ウルル・ベース・ループ(Uluru Base loop)は、ウルルの美しさに浸り、ウルルを間近に見る最高の方法のひとつです。9.4kmのふもとを一周し、静かなウォーターホールのそばでくつろいだり、見事なシークの木の下で休憩したり、隠れた洞窟を覗いたりすることができます。

現在私たちが目にしているものは、地下6kmまで続いている巨大な岩板の先端に過ぎないことをご存知でしたか?

多くのビジターは、この地に415種以上の自生植物、21種の哺乳類、178種の鳥類、73種の爬虫類、さらに数千種以上のアリ、クモ、虫が生息していることに驚きます。

ウルルのふもとには、たくさんのトレイルがあり、締め固めた遊歩道か、コンクリートの遊歩道か、橋のいずれかで、ほとんどが車椅子でアクセスできます。

日の出とともに変わりゆく色を眺める

また、車椅子でアクセスできる日の出展望台もあり、バリアフリーの駐車場から緩やかなスロープを通ってアクセスできます。ウルルカタ・ジュタを同じショットに収め、周囲360度を見渡せる見事な地形に驚嘆してください。

ウルル音声ガイド

ウルルを自分のペースで観光して、確実にニーズを満たすことにした方には、ウルル音声ガイドがお供として最適です。

この音声ガイドは、ウルルカタ・ジュタ国立公園内のすべての道路、ウルルのすべてのトレイル、カタ・ジュタのショートトレイルをGPS起動で解説します。そのため、自分のペースで探索することができ、ウルルの真髄である、文化、歴史、ネイティブな環境について学ぶ機会を逃すことはありません。

エアーズロック・リゾートでくつろぐ

エアーズロック・リゾート(Ayers Rock Resort)には、さまざまな予算に合わせた宿泊施設があり、リゾート内にはIGAスーパーマーケット(IGA Supermarket)があり、ユララ(Yulara)には医療センターがあります。

すべてのリゾート宿泊施設のオプションが、完全にバリアフリーになっているわけではありません。しかしながら、デザート・ガーデンズ・ホテル(Desert Gardens Hotel)とセイルズ・リゾート(Sails Resort)には、車椅子対応の客室があり、セイルズ・イン・ザ・デザート(Sails in the Desert)は、最近改装され、客室内に多くのスペースと、真新しいバリアフリーのバスルームも備えています。

セイルズ・イン・ザ・デザートのレストラン、イルカリ(Ilkari)にも簡単にアクセスでき、素敵な料理が楽しめます。

お忘れなく!入園には、パークパスが必要です。オンラインで事前購入しておけば、素早く簡単に入園できます。

5日目:アリススプリングス

出発まで時間がある方は、他に多数あるバリアフリーのアクティビティから、いくつかをお楽しみいただき、最終日をお過ごしください。Justineのお気に入りは、以下のとおりです。

  • Alice Springs Telegraph Station(アリススプリングス・テレグラフ・ステーション:テレグラフ・ステーション(Telegraph Station)は、アリススプリングスで素晴らしい歴史を体験できる場所で、素敵な木陰の屋外カフェがあり、車椅子でテーブルまで行くことができます。障者者用トイレ、舗装された素敵な遊歩道に加え、歴史博物館では、すべてのベランダと古い建物にスロープでアクセスできます。トイレとピクニックエリアの近くには、障害者用の駐車場もあります。
  • スタンドリー・チャズム(Standley Chasm):ウェスト・マクドネル山脈の素晴らしい岩の地層のひとつであるスタンドリー・チャズムには、バリアフリーのカフェがあり、駐車場から子供の遊び場やダイニング・エリアまで、スロープでアクセスできます。さらには、実際のチャズム(裂け目)まで、締め固めた土の遊歩道が続いています。しかし、車椅子を押すのに疲れた場合に備えて、誰かと一緒に行くのがベストでしょう!
  • ベラ・アリス(Bella Alice):このレストランは、アリススプリングスのモールにあり、本格的なイタリア料理と薪窯で焼くピザが自慢です。屋外、屋内のダイニング・エリアは、両方とも車椅子で食事ができます。
  • フェスティバルとイベント:4月にアリススプリングスを訪ねることがあれば、パートジマは、私がこれまで行った中で、最もアクセスしやすいイベントのひとつです。ウェブサイトを通じて、参加をご予約いただくと、障害者用駐車場をお選びいただけます。つまり、制限された駐車エリアまで車で進入して、より近い場所に駐車することができます。実際のイベントサイトの周辺には、頑丈なフレーム付きのマット/遊歩道が敷設されているため、安定した地面で照明器具の周囲を、簡単に車椅子で移動したり、歩いたりすることができます。照明設置エリアと、生バンドも出演するマーケット形式の屋台エリアの間には、舗装された遊歩道があります。

ノーザンテリトリーのバリアフリーは、ますます進んでいますが、アクセスに関するニーズは人それぞれなので、不確かな場合は、事前に電話で問い合わせることをお勧めします。

アクセシビリティに関する詳細は、NTアクセシブル・トラベルをご覧ください。

Day 1

Day 2

Day 3

Day 4

Day 5

Book this trip

Book it yourself

  • Royal Flying Doctor Service Alice Springs Tourist Facility & Museum

    Day 1

  • Alice Springs School of the Air Visitor Centre

    Day 1

  • 2 nights’ stay at Crowne Plaza Alice Springs Lasseters

    Check-in: Day 1
    Check-out: Day 3

  • Alice Springs Reptile Centre

    Day 2

  • Standley Chasm – Angkerle Atwatye

    Day 2

  • Tali

    Day 2

  • Outback Tour Services

    Day 3

  • 2 nights’ stay at Uluru accommodation

    Check-in: Day 3
    Check-out: Day 5

  • Uluṟu Morning Guided Base Walk | Half Day Tour

    Day 4

  • Uluru-Kata Tjuta National Park Pass

    Required for entry to Uluru-Kata Tjuta National Park. Read about passes & permits

  • Sounds of Silence Ayers Rock Resort

    Day 4

  • Ilkari Restaurant

    Day 4