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ノーザンテリトリーを訪れるならクロコダイルは「必見」です。オーストラリアでクロコダイルを見るのに最適な場所はどこでしょう? その場所はノーザンテリトリーです。合計約100,000匹のクロコダイルが生息しています!クロコダイルを観察するときの安全性に関してはどうでしょう? 答えはここにあります。

 ノーザンテリトリーにはオーストラリア最大のイリエワニ(河口ワニまたはクロコダイルズ・ポロサスとしても知られる)が生息しており、トップエンドのさまざまな場所で彼らに出会うチャンスがあります。この「ノーザンテリトリーのクロコダイル究極ガイド」では、クロコダイルに関するあらゆる情報を詳しく紹介しています。

最初に考えるべきなのは、クロコダイルを野生で見たいか? それとも動物園や自然公園を訪れて、管理された環境で見たいか?というものです。どちらにしても、間近で安全に見ることができる機会がたくさんあります。イリエワニは危険な動物なので、ノーザンテリトリーの水路では常に安全第一で、十分に注意することが大切です。

なぜノーザンテリトリーが野生のクロコダイルを見るのに最適な場所なのでしょうか。

ノーザンテリトリーはイリエワニを観察するのに最適な場所です。ノーザンテリトリーは世界最大の野生のクロコダイルの生息地で、2017年の調査によると、約100,000匹もの頂点捕食者が生息しています。ダーウィンやトップエンドでは、クロコダイルを見るのにそれほど遠くへ行く必要はありません。

クロコダイルは食物連鎖の重要な一部を形成し、湿地の生態系における自然なバランスを維持しています。1971年以来、積極的なクロコダイル管理プログラム(Crocodile Management Program)の下、クロコダイルは保護種となっています。

クロコダイルのおもしろ知識

  • イリエワニは現生する爬虫類としては世界最大の種類で、全長は6m(ミニクーパーの約2倍)に達します。
  • クロコダイルは心拍数を1分間に2回まで減らすことができ、それによって最大1時間水中に潜むことができます。
  • 透明なまぶたを持つクロコダイルは、完全に水中に潜っている間でも完璧に視力を保つことができるのです。
  • 硬く筋肉質な尻尾はクロコダイルの秘密兵器で、短い距離なら人間より速く動くことができます。
  • クロコダイルは非常に優れた嗅覚、聴覚、視覚を持ち、薄暗い場所や濁った水でも獲物を見つけ出すことができます。
  • クロコダイルの顎は閉じるときにものすごい力を生み、獲物を一瞬で砕いて無力化します。
  • クロコダイルは顎と腹部の神経末端を使って、水中の獲物の動きに反応します。
  • 繁殖期は、10月から5月の温暖な時期です。
  • 尾の目立つ鱗は太陽光パネルのように機能し、体内に熱を取り込みます。このため、クロコダイルが日光浴をしている姿を見ることがよくあります。

ノーザンテリトリーでのクロコダイル冒険を始める最適な方法は?

ダーウィンのノーザンテリトリー博物館・美術館(Museum and Art Gallery of the Northern Territory: MAGNT)で、クロコダイルを探す冒険を始めましょう。MAGNTはノーザンテリトリーの歴史や文化遺産について知るのに最適な場所で、この地の最も有名な住民について学ぶことができる場所でもあります。スウィートハート(Sweetheart)という名前で知られるこの全長5.1mの巨大なクロコダイルは、フィニス川のスウィーツラグーンで支配的なオスとして知られ、その場所にちなんで名前が付けられました。展示されているスウィートハート(Sweetheart)を見れば、その圧倒的な大きさと支配力に驚き、捕食者としての凄さを感じることができます。

ダーウィン周辺でクロコダイルを観察できるスポット

ダーウィン周辺の自然の水路、川、湿地はすべてクロコダイルの生息地だと言えるでしょう。メアリー川の湿地は野生動物や鳥類を見るのに素晴らしいエリアで、クロコダイルを野生で見られる可能性が高いロッジもいくつかあります。

カカドゥでクロコダイルを観察できるスポット

カカドゥ国立公園には約10,000匹のイリエワニが生息しているため、自然な環境でクロコダイルを見られる確率が非常に高いです。

キャサリンでクロコダイルを観察できるスポット

キャサリンでは、ニトミルク国立公園を巡るキャサリン川のリバークルーズが、野生のクロコダイルを見られる絶好のチャンスです。ガイド付きのクルーズやカヌー、徒歩、絶景ヘリフライトなどでニトミルク(キャサリン)渓谷を楽しみましょう。キャサリン川にはオーストラリアワニとイリエワニの両方が生息しているため、常に注意を払い対策を徹底しましょう。

イースト・アーネムランドでクロコダイルを観察できるスポット

イースト・アーネムランドは、ノーザンテリトリーの奥地にある地域で、ダーウィンから飛行機で行くか、キャサリンから陸路で4WD車専用のアーネム・ウェイ(Arnhem Way)を通って行くことができます。ノーザンテリトリーの沿岸部はすべてクロコダイルの生息域であり、ゴーブ半島の白い砂浜や透き通る青い海も例外ではありません。

アボリジナルの人々が所有するバワカ・ホームランズ(Bawaka Homelands)では、クロコダイルが生息する海辺の大地と深いつながりを持つヨルング族の人々と心温まる時間を過ごすことができます。

アリス・スプリングスでクロコダイルを観察できるスポット

泳ぐのが好きな方に朗報なのは、クロコダイルはレッドセンターの水路には生息していないということです。アリス・スプリングスの水場にはクロコダイルがいないので、安心して泳ぐことができます。

アリス・スプリングスの爬虫類センター(Alice Springs Reptile Centre)では、クロコダイルのテリーを見ることができます。このセンターは最大規模の私設爬虫類コレクションを誇り、アリス・スプリングスで唯一のイリエワニだけではなく、オオトカゲや、モロクトカゲ、ヘビなども展示されています。

パブ&クロック - クロコダイルとビールを同時楽しめるのはノーザンテリトリーだけ

ノーザンテリトリーのパブは、さまざまな理由で伝説的です。バーで語られる話やアウトバックのロケーション、ユニークな装飾スタイルなど、ノーザンテリトリーのパブには魅力がたくさんありますが、クロコダイルが住んでいるホテルやパブ、ホリデーパークはここだけです。

ジャンプするクロコダイルを見られる場所は?

クロコダイルは本当にジャンプできるのでしょうか? もちろん、できます。クロコダイルは力強い尾とたくましい体を持っています。この強さを使って、クロコダイルは水から垂直に跳ね上がるために必要な推進力を得るのです。このように瞬間的な力の増加によって、クロコダイルは獲物を不意打ちで捕えることができます。

ジャンピング・クロコダイルを見るボートクルーズでは、ワクワクするスリルを味わえます。ジャンピング・クロコダイル・クルーズでしぶきをあげて水面から飛び出す太古の生物を目にするスリルは、何にも代えがたいものです(上記を参照:ダーウィンでクロコダイルを見られる場所)。絶対に見るべきです!

ケージ・オブ・デス(死の檻)で泳いでみませんか?

オーストラリアで(実際にはおそらく世界中で)巨大なイリエワニと一緒に泳ぐことができる場所は、ここの他にありません。でも、心配しないでください。ケージ・オブ・デス(死の檻)はその名に反してとても安全です。安全に囲まれたアクリルケージ内から、現代の恐竜であるクロコダイルと間近で対面すると、アドレナリンが湧き上がるのを感じることでしょう。

ケージ・オブ・デス(死の檻)に挑戦する勇気が無くても、クロコザウルス・コーブ(Crocosaurus Cove)では他にもさまざまなクロコダイルのアドベンチャーを体験することができます。ダーウィンのダウンタウンでは、孵化したばかりのクロコダイルから、成熟した恐ろしいクロコダイルが幸せに引退生活を送っている姿を見ることもできます。

ノーザンテリトリーでクロコダイルに餌を与えたり、触ったりすることはできる?

もちろんです!ノーザンテリトリーは、クロコダイルをペットとして飼うことができる数少ない場所の1つなのです。ご存知でしたか? クロコダイルを入手するために、それほど大きな決断は必要ありません。ノーザンテリトリーでの旅行は、クロコダイルを触ったり餌を与えたりして自慢できる写真を撮らない限りは、終わりません。ノーザンテリトリーでクロコダイルに餌を与えたり、触ったりできる場所はこちら。

  • クロコザウルス・コーブ(Crocosaurus Cove)
  • クロコダイルズ・パーク(Crocodylus Park)

クロコダイルと写真を撮るのに最適な場所は?

あなたがどんなクロコダイルの写真を友達に見せたいかによります。

もし、ボクシングをしている巨大なクロコダイルの写真を撮りたいのであれば、ダーウィンから南に向かってハンプティ・ドゥー(Humpty Doo)へ行きましょう(これがないと旅行中の写真コレクションは完璧とは言えません)。ここには、高さ10mのボクシング・クロコダイルが誇らしげに展示されています。アデレード・リバー・ジャンピング・クロックス・クルーズ(Adelaide River's Jumping Crocs Cruise) - ノーザンテリトリーの爬虫類がオーストラリアの「ビッグ・シングス」に貢献するスポットのひとつとして、巨大なジャンピング・クロコダイルを見たり、写真を撮ることができます。そして、カカドゥ国立公園のジャビルには有名なメルキュール・カカドゥ・クロコダイル・ホテル(Mercure Kakadu Crocodile Hotel)があります。

その他、アートをテーマにしたクロコダイルを撮影できる場所としては、カレンベイのマリーナの端にあるブロンズ像(アーティスト:Neil Ellis)や、ジョージ・ブラウン植物園(George Brown Botanic Gardens)にある9mの鋼鉄アート作品(アーティスト:Techy Masero)があります。この作品には、ミリオン・ダラー・フィッシュ(Million Dollar Fish)のコンテストでタグが付けられたバラマンディが描かれています。

野生のクロコダイルを撮るのに最適で最も安全なのは、ケーヒル・クロッシング(Cahills Crossing)の観察ポイントカカドゥ国立公園のビラボン・クルーズです。

ニトミルク国立公園やカカドゥ国立公園がクロコダイルの観察で特別である理由

壮大なニトミルク国立公園や世界遺産に登録されているカカドゥ国立公園は、クロコダイルが主役の素晴らしい映画『マンイーター』『クロコダイル・ダンディー』の舞台となっています。『クロコダイル・ダンディー』はノーザンテリトリーをイリエワニの観察スポットとして世界に広く知らしめました。ノーザンテリトリーは実際にはさまざまな映画やストリーミングサービスの舞台となっています『テリトリー~荒野の覇者~』(ネットフリックス)では、カカドゥ国立公園周辺のホーク・ドリーミング・ワイルドネス・ロッジ(Hawk Dreaming Wilderness Lodge)イースト・アリゲーター・リバーなどで撮影されました。

ニトミルク国立公園は、ニトミルク(キャサリン渓谷)とともに、キャサリン川沿いに13の渓谷が連なる壮大な地域です。キャサリン川の下流域では、オーストラリアワニとイリエワニの両方を見かけます。

泳ぐのがお好きな方やカヤックに乗る方は、渓谷の上流にあるクロコダイルが入れない安全な遊泳スポットへ行きましょう。ニトミルクではガイド付きのクルーズで楽しんだり、自分のペースでカヌーを漕ぐこともできます

クロコダイルの周りで安全に過ごす方法

自然の中、公園、リバークルーズ、穏やかなビラボンなどいずれの場面でも、ノーザンテリトリーでは凶暴な爬虫類に安全に近づくことができます。ノーザンテリトリーのツアーオペレーターやパークレンジャーはクロコダイルの管理に関して専門的な訓練を受けています。クロコダイルを観察するには、ガイド付きのツアーに参加したり、ワイルドライフ・パークを訪れるのが最適です。

その名前に反して、イリエワニは海岸から200km以上離れた場所でも生息しており、淡水でも海水でも暮らすことができます。特に大雨の時期には川が増水し、クロコダイルが移動しやすくなります。クロコダイルは陸地を最大1kmまで移動でき、内陸では長時間身を隠して過ごすことができます。狩りのときは動かずに水中にじっとして、驚異的な速さで走ることができます。見た目にはいないように感じても、実際にはそこにいることがあるので、注意が必要です。

野生のクロコダイルに餌を与えようとするのはやめましょう。また、クロコダイル出没注意の看板がある場所では、泳いだり、キャンプ、釣り、散歩なども絶対にやめてください。安全を最優先にし、クロコダイルとその生息環境を尊重しましょう。最新情報は「Be Crocwise」のウェブサイトをご確認ください。

イリエワニとオーストラリアワニの違いは?

ノーザンテリトリーにはイリエワニとオーストラリアワニの2種類のクロコダイルがいます。オーストラリアワニはイリエワニよりも小さく、一般的に最大で3mまでしか成長しません。また、イリエワニよりも攻撃的ではありません。オーストラリアワニは、長い鼻先、小さな歯、そして細い頭の形状を持っており、この特徴で見分けることができます。彼らは主に鳥や魚を食べることが多いです。

一方でイリエワニは一般的に見られる種で、最大で6mもの長さに成長し、非常に危険です。イリエワニはトップエンドの水路、川、氾濫原、そして沿岸の水域に広く生息しています。主に魚を食べますが、チャンスがあればバッファロー、牛、野生のイノシシ、カメなど、何でも食べてしまいます。太くて強そうな鼻先と、突き出た恐ろしい歯で、彼らを見分けることができます。イリエワニは待ち伏せが得意で、水面の下に潜んでいることも多く、なかなか見つけられないことがあります。

オーストラリアワニもイリエワニも淡水と海水の両方の地域に生息しています。水路の周辺にある標識に従って、キャンプや釣り、遊泳、観光などの際にはリスクを避けて、常にクロコダイルに十分注意しましょう。

アボリジナル文化においてクロコダイルが果たす役割は?

クロコダイルはアボリジナル文化において、重要な役割を担っています。クロコダイルはアボリジナル文化の中で、重要な人々の精神と強さと技術を象徴していると考えられています。

ダリー川流域に伝わるクロコダイル・ドリーミングの物語は、力と嫉妬をテーマにしたものです。昔、ある漁師がとても優れた技を持っていました。彼の腕前に別の男たちの妻たちが憧れたことで、嫉妬した男たちが彼を殺してしまったとされています。漁師は網に巻かれ、水辺に吊るされた状態にされたそうです。網に巻かれた漁師の肌にはその跡が残り、それがクロコダイルのうろこの模様になったと言われています。そして彼は、今も岸辺をさまよい、復讐の時を待ち続けているのです。このようなクロコダイルとアボリジナル文化のつながりを語るドリーミング・ストーリーは、他にもたくさん存在します。

ノーザンテリトリーにおけるクロコダイルの歴史は?

クロコダイルは恐竜が生きていた時代から存在し、現在も地球上で最大の爬虫類として君臨しています。とはいえ、クロコダイルが頂点捕食者としてここまで生き残るのは、決して簡単なことではありませんでした。第二次世界大戦の頃から1970年代初頭にかけて、クロコダイルはその皮を求めて捕獲され、絶滅の危機に瀕していました。1971年にはイリエワニ保護の法律が施行されました(オーストラリアワニは1963年から保護されています)。

それ以来無秩序な狩猟はなくなり、世界的に評価される保護活動が行われた結果、オーストラリアのクロコダイルの半分以上がノーザンテリトリーに生息するようになりました。

持続可能な保護活動がノーザンテリトリー全域で進められ、クロコダイルの数は順調に増加しています。

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